楽天アンリミットSIMを入れてみた HUAWEI nova (CAN-L12) その6

楽天アンリミット HUAWEI nova (CAN-L12) 楽天モバイル

楽天モバイルでRakuten WiFi Pocketを契約したときについてきた楽天アンリミットのSIMを手持ちのHuawei nova(CAN-L12)に挿し替えて入れてみました。

画像でご覧の通りnovaはバッテリー膨張で画面が浮き上がっていてギリギリの状態です。SIMスロットは、画面を軽く押さえながらだとなんとか出し入れできる状況です。

 

結果として、

通信可(楽天回線・auローミング)

標準アプリでの通話不可(未検証ですがおそらくSMSも)

楽天リンクアプリでの通話可(SMSも可)

という状態で運用できています。

 

1ヶ月後ぐらいに新しいスマホを購入予定なので、それまでの繋ぎとしてモバイルWi-Fiルーター的に使用するつもりです。

とりあえず楽天アンリミットSIMを入れてみたら

今回、引退状態のnovaを復帰させるにあたって、一旦初期化しました。

その後、googleアカウントを入れて簡単なセットアップを完了した状態で楽天アンリミットのSIMを入れてみました。novaはSIMスロットが2つあるのでスロット1に挿入しました。

 

入れた直後はアンテナピクトが立つものの、数十秒で消えて、×印がでました。

通信も通話もできない状態です。

基本的に、SIMフリースマホではバンドが対応していれば通信は不可でも通話(とSMS)はできるのが一般的なのですが、今回は無理でした。

通信できるように設定してみる

ちょっと調べてみたところ、モバイルネットワーク設定の優先ネットワークモードを「4Gのみ」にする必要があるみたいです。

優先ネットワークモード 4Gのみ HUAWEI nova (CAN-L12)

 が、通常はココの設定に「4Gのみ」という項目は出ません。

アプリなどを入れて少しシステムを変更する必要があります。

 私が入れたのは「SetEdit」という青い歯車に赤い背景のアプリ。

アプリを開くと、不用意にさわると危険そうな項目が出てきますが、

項目「hw_networkmode_preference」

の数字部分、「9,3,2」

をタップして、「EDIT VALUE」をタップ、

出てきた数字を「11,9,3,2」

に変更して「SAVE CHANGES」

をタップするとこんな感じになります。

 SetEdit 4Gのみ HUAWEI nova (CAN-L12)

 改めて、「設定→その他→モバイルネットワーク→優先ネットワークタイプ」をみると「4Gのみ」が項目に現れるので選択します。

これで、アンテナピクトが立つようになります。

あとはapn設定です。

優先ネットワークタイプのすぐ上に「アクセスポイント名」という設定項目があります。

ここから「新しいAPN」を作成します。

apnを作成して適用すると、アンテナピクトの左に「4G」という文字が見えるようになり、通信が可能になります。

 

楽天モバイルがapn設定項目を公式に出していますが、私の場合はapn項目に「rakuten.jp」と入れるだけで通信できるようになりました。

またapn設定全般に言えることですが、どうしても繋がらないと相談してくる人の82%ぐらいが「.」を別の点(カンマとか全角とか)にしています。繋がらないときは最初に確認・入れ直すと良いと思います。

通信はできても通話はできない

ブラウザなどは問題なく使えるようになりましたが、標準アプリでの通話は「モバイルネットワークが利用できません」と表示が出てできません。

これは、VoLTE回りの問題なのかなと思うのですが、解決は大変そうなので使えないものとしてそのままにしておきます。

楽天リンクアプリを入れてみる

Rakuten Linkアプリを入れてみました。初回立ち上げ時に楽天IDとパスワード、それからSMS認証が要求されるのですが、このnovaの場合、SMSが届きません。楽天回線が飛んでいると思われる場所で試してみても届きません。

というわけで、novaからいったんSIMを抜いて別のスマホ(楽天モバイルで対応確認済みの機種)に挿してSMSを受信し、そのパスコードをnovaのアプリ画面に入力、という少しイレギュラーな手順でRakuten Linkアプリを使えるようにしました。

この状態でも標準の通話アプリ(おそらくSMSも)は使えませんが、Rakuten Linkアプリを利用しての通話・SMSは問題なく使えます。

 

Rakuten LinkアプリからソフトバンクSIMへの通話発信・SMS送信と、ソフトバンクSIMからRakuten Linkアプリへの通話着信を問題なく行うことができました。

また、別のRakuten Linkアプリ間での通話・SMSも試してみましたが、もちろん問題なく使えました。

 

翌日my楽天モバイルで履歴を参照してみると、Rakuten Linkアプリを利用しての通話とSMS送信が記録されていました。Rakuten Linkアプリ間でのSMS送受信はSMSとしてカウントされずただのチャットとして扱われるようです。

つまり、ポイント還元のためのSMS利用の場合は非楽天モバイル宛にしておく必要があるようです。

まとめのようなもの

Rakuten Linkアプリに関しては、novaからログアウト&アンインストールして、メイン使用のスマホへ同様にアプリのみをインストールして使っています。今のところ利用機会はないのですが、メインの電話番号がかけ放題から5分無料にダウングレード予定なので、それ以降に活躍の予定です。

 

novaはモバイルWi-Fiルーター替わりとして使っています。先にインストールした「SetEdit」の他に「yahooカーナビ」「Amazon music」「lte回線状況チェッカー」の合計4つしかアプリをインストールしていないせいか、動作はそこそこ機敏です。

手間を掛けたくないのでプリインストールアプリは消さずにそのままにしています。 

 モバイルWi-Fiルーターとの違いは、nova単体でカーナビと音楽再生が使えることです。novaのほうが便利に使えています。

 

欲を言えばアクセスポイントのウィジェットがあれば便利なのですが、上からスワイプすると出てくるステータスバーにアイコンがあるのでそれでオン・オフしています。

 

 lte回線状況チェッカーで街なかを移動時にときどきチェックしてみていますが、ごくたまに楽天回線になります。楽天回線エリアでもほとんどパートナー回線を掴んでいます。

 

モバイルWi-Fiルーター用に契約したSIMでRakuten Linkアプリを使って通話することの是非に関しては、楽天モバイルに直接聞いてみた人が何人かいるようです。特に問題はないみたいですね。

 

最後に、楽天モバイル公式のapn設定の項目を全部入れてみたり、ims設定も入れてみたのですが、特に動作に変わりはありませんでした。

追記

Rakuten Linkアプリは楽天アンリミットSIMが挿さったスマホではなくても動作(通話・SMS)します。

 電波がWi-Fiのみでも動作します。Wi-Fiのみの場合は番号が非通知になりますが、Wi-Fi楽天アンリミット以外のSIMという環境では番号も通知され、何ら遜色なく使用することが可能です。

 

モバイルネットワーク設定の「通信事業者」の設定は基本的には自動にしておくべきですが、楽天回線エリア内にいるときにここで「44011 4G」を選ぶと楽天回線を手動で選択することができます。

公式ページの対応状況

楽天アンリミット HUAWEI nova CAN-L12 対応状況

公式にはnovaは使えない機種ということになっていますね。工夫次第では上述のように活用できますが。

 

novaの以前の記事

nekozendo.hateblo.jp

 

Rakuten WiFi Pocketの記事

nekozendo.hateblo.jp