楽天モバイルの新プラン スマホの契約を考える その9
スマホのSIM契約を2回線契約して、メインの回線(携帯電話番号)を楽天アンリミットにしてしまうのが一番オトクではないかという話をします。
メインを楽天アンリミットの通信量1GBまで0円プランで運用して、サブを状況に応じて切り替えるという使い方です。
本日(2021/1/29)発表されて、2021年4月から適用される楽天アンリミットの新プラン(Rakuten UN-LIMIT VI)をみて考えたことです。
楽天アンリミットの新プランの概要
新プランですが、楽天は常にプランはひとつと言っているので、既に楽天アンリミットを契約している人は、自動的にアップグレードされます。
通話は無料(rakuten linkアプリの使用が前提)
・月間1GBまでの通信は0円
・月間3GBまでの通信は980円
・月間20GBまでの通信は1980円
・月間無制限の通信は2980円(おそらく1日10GB制限)
プランはひとつと言いつつ、4つのプランを内包していると思います。
そして4つ全てでこの楽天アンリミット6を上回るプランを提供できているキャリア、格安SIM会社は存在しません。
楽天モバイルの通信エリア・品質については とりあえず置いておきます。
2回線契約の具体例
メイン回線とサブ回線、2回線契約します。
DSDV対応端末で運用します。DSDVについての記事はこちら。
nekozendo.hateblo.jp
メインの回線契約は楽天アンリミットです。
これを、通信量1GB未満で運用します。つまり、通話用SIMとして使います。料金は0円です。
楽天アンリミットで通話を無料にするには、rakuten linkアプリを使用する必要があります。
サブの回線として、通信用のSIMを契約します。
大手キャリアから発表されたahamo、povoなど、2980円で20GBのプラン
または、
日本通信の合理的20GBプランやmineoから発表されたマイピタ20GBなど1980円のプラン
安く抑えるのであれば、
同じくmineoのマイピタ5GB(データSIM)1150円、20GB(データSIM)1750円や、
y.u mobileのシングルプラン5GB1490円、
通信品質を重視しつつ価格を抑えるのであれば
UQモバイルのデータ高速プラン3GB980円など。
つまり、サブ回線の利用料金だけが月額費用となります。
これは、楽天モバイルのエリア内で生活していればそもそもサブ回線は必要ないかも知れませんし、1年後に楽天モバイルの電波状況が好転する、ということであれば1年間限定でいづれかのサブ回線プランを契約すれば良いということです。
y.u mobile(ワイユーモバイル)に関してはこんな記事も書いています。
nekozendo.hateblo.jp
楽天アンリミットの通話と通信品質についての考え方
rakuten linkアプリというのは、050IP電話アプリと同じようなものと考えて良いと思います。
仮に楽天モバイルのエリア外(auローミングエリアを含む)であっても、何らかのWi-Fi環境下、もしくはサブ回線の通信エリア内に居れば、rakuten linkアプリでの通話が可能です。
私の親が、楽天アンリミットをじっさいに使用しており、3G契約のガラケーからかかってきた場合はrakuten linkアプリではなく、直接SIMにというか標準の通話アプリに着信してしまうようなのですが、とりあえずこちらからかける分には手順はあるものの問題はありません。
ですが、仕事などで頻繁に通話を受ける、という場合はおすすめしづらいかもしれません。
かつて、2010〜2015年ごろ、iPhone(スマホ)が出始めのころ、ソフトバンクは繋がりにくいと言われていました。当初はソフトバンクにプラチナバンドが無かったからです。
2012年にその割当を受け、3年ほどの整備を経て、現在ではDocomoとの通信品質に遜色はありません。登山で登るような山の山頂ではDocomoのほうが繋がりやすいでしょうが、そこそこ有名なキャンプ場などでは ソフトバンクも繋がります。
現在でもソフトバンクが繋がりにくいと思っている人は、脳内エリアが2015年あたりでアップデートをやめている可能性があります。
ちなみに池袋のラブホの奥まった部屋ではソフトバンクはおろかドコモも繋がりません。
なので、楽天モバイルも数年を経て、問題のない通信品質になる可能性は高いと思います。その数年間の繋ぎのためのサブ回線です。
サブ回線が自由であること、とは
Docomoで無制限通信・通話する場合は、5Gギガホプレミア6650円にかけ放題をオプション1700円を追加で8350円かかります。
楽天アンリミットであれば、オプションの1700円は0円になり、基本の通信部分も6650円→2980円と半額以下になると考えることができます。
しかし、現状では楽天モバイルの通信品質に問題があるかもしれないので楽天モバイルへ2980円支払う代わりに使用状況にあったサブ回線プランを用意するという考え方です。
サブ回線は特に何か縛りがあるわけではないので選び放題です。
楽天モバイルであれば家族間通話はもちろん、たまたま知り合ったそのへんの人との通話も無料です。
割引金額など問題にならないくらい安くなるので、家族割が不要になります。
苦労してDocomoのシェアパックを組んで、家族割で家族間通話も無料でお得に仕上げたぞ!俺は頑張ったぞ!、パパやったね!ということも、もうやらなくて良いのです。
eSIMの面白そうな部分
楽天アンリミットも、ahamoやpovoなども、eSIMに対応しています。
XS以降のiPhoneなど、eSIM対応機種であれば複数のeSIMを切り替えて運用することができそうです。
eSIMというのは、新しい契約を入れたからといって前のデータが消えてしまうわけではなく、両方契約したままであれば切り替えて使えるようです。
eSIM切り替えの手間はWi-Fiを切り替える手間と同程度だと思われます。
つまり、サブ回線としてahamoを契約した場合は、ずっとahamoのSIMで通信を行い、rakuten linkアプリでの通話もahamoのデータ通信で行えるはずです。
まとめのようなもの
すべての大手キャリアや格安SIM会社のプランが、楽天モバイルのエリアが広がって繋がりやすくなるまでの間に合わせのプランに成り下がり、
今から・数年後からの携帯料金は、無制限通信で通話かけ放題でも8350円も掛かることは無く、2980円で済んでしまう世の中がすぐそこまで来ているのかもしれません。
楽天モバイルでもキャリアメールが用意されるそうです。今さら、とは思いますが、これも乗り換えない気持ちを乗り換えさせる手段のひとつなのでしょうか。
4月から携帯料金プランを変更する必要があり、少し前にこんな事を考えました。
このときは楽天アンリミットを1年間限定で、と思っていたのですが0円で運用可能なプランにアップグレードしてくれるとは、といった感想です。
私はyahooプレミアム料金462円込みで携帯料金を考えているので、楽天アンリミットをメイン回線として0円運用したとしても料金は162円上がります。
さらに、サブ回線としてy.u mobileのシェアプランを考えているので、トータルの支払金額はキャッシュバックを考えても1000円ほどプラスになるでしょうか。
来年の春ごろまではこんな体制で行きたいと思っています。
メイン回線(通話用):楽天アンリミット6 通信量1GBまで0円で運用、かけ放題
サブ回線(通信用):y.u mobileシェアプラン 通信量20GB、SIMもう1枚月額無料、U-NEXT見放題